アーノンクールとベルリン・フィルの「ラスト・コンサート」

2011年10月29日

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール

ベルリン放送合唱団

  • ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
    ミサ曲ハ長調 (58分)

    ユリア・クライターソプラノ), エリーザベト・フォン・マグヌスメゾソプラノ), ヴェルナー・ギューラテノール), フローリアン・ベッシュバス), ベルリン放送合唱団, サイモン・ハルシー合唱指揮

  • ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
    交響曲第5番ハ短調《運命》 (41分)

  • 無料映像

    インタビュー:ニコラウス・アーノンクール(聞き手:オラフ・ヴィルヘルマー) (17分)

10月後半のハイライトは、アーノンクールのベルリン・フィル再登場です。約3年ぶりの出演となったこの演奏会では、ベートーヴェンの大作が2曲演奏されました(結果的に、2016年3月に死去したアーノンクールとベルリン・フィルの最後の共演となりました)。

プログラム前半は、比較的演奏される機会の少ない「ミサ曲ハ長調」です。有名な「ミサ・ソレムニス」の影に隠れがちな作品ですが、当時の宗教曲の常識では考えられない独創性に満ち溢れています。ベートーヴェンに当作を委嘱したエステルハージ候(ハイドンが仕えた君主)は、1807年9月13日の初演の後、ベートーヴェンに「なぜこんな曲にしたのか」と詰問しました。しかしまさにこの反応こそが、ベートーヴェンならではの鋭い個性を証明しているでしょう。

一方後半の「交響曲第5番」は、《運命交響曲》として彼の作品のなかでも特別なポピュラリティを獲得しています。アーノンクールは、こうした有名作品においてこそ力を発揮する指揮者であり、常識的な解釈とはひと味違った個性が際立ちます。その斬新な解釈は、常に話題を呼んできましたが、今回の演奏会では、巨匠指揮者としての円熟味も味わうことができます。

映像を観る

無料でお試し視聴!

無料でお試し視聴!

ラトル指揮によるベートーヴェン「交響曲第4&7番」を無料でご覧ください。

無料お試し視聴する